授業【第4回】
ブツ撮り。ケーキをおいしそうに撮るというのが今回のテーマ。コマーシャルフォトの授業なので、見た人が食べたい、買いたいと思うような写真を撮らなければならない。芸術性を追い求めてはいけない。
教室に撮影ブースを組んでもらう。どういう風にして撮るのか、僕は前々から興味があった。テーブルの向こう側にライトを置き、テーブルの真上からテーブルの奥の端に向かってトレーシングペーパーを斜めに張る。ケーキの後ろ側から均一な光を当てるようにするわけだ。簡易的なものだけど、なるほど組みあがってみるとそれっぽい。
テーブルに各自が持ってきたケーキを置いて撮影してみる。お皿や下に敷く布、周りに置く小物なんかも自分達で用意したものだ。実際に撮ってみての感想、それはすごく難しいということだった。目で見てキレイなのに、撮ってみると何かが違う。ライティング、構図、露出、ピント…。短い時間の中で試行錯誤。お皿の位置をちょっとだけ動かすだけで随分違ってくる。撮る前までは甘く考えていた。もっと簡単に撮れるだろうと。でも、実際はうまくいかない。納得いく写真を撮るには一日がかりになってしまいそうだ。もちろん、今日はそんな時間はない。みんながみんな、撮り足りない気持ちのまま時間がきてしまった。
午後、撮った写真をA4版にプリントアウトしてチェック。自分のを見て、みんなのを見て。うまく撮れてるけど、ここが変だね、とか。そろぞれが苦心の作。
ケーキでこれだけ難しいのに、これがお肉、和食、ラーメン…なんてことになったらどうなってしまうんだろう。今日は今までの実習の中で一番難しかった。将来、これをうまく撮れるようになりたい。
いろんなケーキが集まった楽しい撮影。
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