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2006年11月 1日 (水)

スイスの峠(おまけ編)

Img_27382s6自転車で越えるスイスの峠 (おまけ編)
ヴァッセン~アンデルマット
(サンゴッタルド峠街道)

 
 
Pass55andermatt_1
 
 
9月23日(土) はれ
ヴァッセン~アンデルマット
Wassen - Andermatt

 
長いスーステン峠を越えてヴァッセンまで下りてきた僕。スイス東部へ向かうために、まずはアンデルマットまで南下する。距離にして10km程度だから、まあ30分もあれば着くだろう、と簡単に考えていたのだが…。

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ヴァッセンの街はすぐに抜け、道は登り始める。まいったな、こりゃ。

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川を挟んで右側を電車が走っていく。いかにもスイスな光景、でよろしいのだがこっちは登りに苦しめられつつある。

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前方斜め上方向、赤い列車が見えている。ちょっと待ってくださいよ、その手前になんか、クルマが走ってるように見えるんですけど。あの勾配はなんなんですかっ!あれを登るの?登れるのか?

勾配がキツイ。それにクルマが多くて走りづらいし、排ガス臭い。この名もなき峠が一番の難所となるとは。しかし、この俺に登れぬ峠などない!(そう、フルカもスーステンも登ってきたのだ。)

先ほど見えていた急勾配も、来てみれば登れぬことはない登りだった。そのまま左にカーブしながら登っていく。

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ぐるりとまわってさっきとは逆の方角に向いて登っていく。鉄道と道路との勾配差がこんなに!鉄道の下りの勾配がきついのか、道路の登りの勾配がきついのか。――もちろん、その両方である。(このあたりでは、列車はラックレールを噛みながらゆっくりと登り下りしている。)

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道路に待避所があった。ここで休憩しよう。見上げれば、道路が幾重にも。

休憩中、一台のクルマがそばに停まって、中からドライバーの若い男の人が降りてきて話しかけてきた。「どこまで行くんだい?」「えーっと、アンデルマットまで。」「アンデルマットか。俺たちもこれから行くところだ。この道はMTBで走ったことがあるよ。今はベイビーがいるから無理だけどね。」クルマの方を見ると中に奥さんと赤ちゃんが乗ってる。「登りはもう少しだからがんばりな。よい旅を。」「ありがとう。」そんな感じの会話をして別れた。英語だった。相手の言ってることはなんとなくわかるが、こちらから言葉が出ないのがもどかしい。疲れて朦朧としているせいもある。街の名前もすんなり出てこない。出てくるのは峠の名前だけ…(笑)。

僕が先に出発して登っているときに、さっきのパパさんの車が追い抜いていった。追い抜くとき、パパさんと隣の奥さんが手を振ってくれた。僕も手を振り返す。元気が出た。自転車で旅をしていると、こういうことがとてつもなく嬉しい。

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ほぼ登りきったところに短いトンネル。トンネルを出たらこんなことになっていた。下に遊歩道。奥に見える橋は電車の線路。すげえ。日本で言う、碓氷峠の煉瓦橋みたいなもんだな。(あちらは廃線になってしまったけど。)列車が通ってくれれば、すごく画になるんだがなあ。

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僕が通ってきたトンネルの出口。後でわかったことだが、僕が立っている場所は「悪魔の橋」、その上だったのだ。ガイドブックに写真が載っていたのは知っていたが、それは遊歩道から見上げる形で撮られていた。だから自分が今いるこの場所がその悪魔の橋だとは気付かなかったのだ。

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再び走り出したら、列車が来た。例の鉄道橋を渡ってトンネルに入っていく。なんだ、こんなに本数多いなら、悪魔の橋の上で列車が来るの待ってればよかった。シャッターチャンスを逃してしまったよ。

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さらに進むと、線路のすぐ脇まで来た。さっきのトンネルの方を見る。ラックレールがしっかりと敷設されている。こんなところに列車を走らせちゃうんだからスイス人、すごいよねえ。

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ふぅ。やっと穏やかな景色になった。アンデルマットに入る。自転車と歩行者は右の側道へ。

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アンデルマット駅に到着。30分と見込んでいたのが70分かかってしまった。よくよく地図を見れば、アンデルマットとヴァッセンの標高差は500m。30分で着くわけないわな。地図をよく確認しなかったことを反省。
 
 
> スイスの峠(6)オーバーアルプ峠

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