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2006年11月 7日 (火)

スイスの峠(6)オーバーアルプ峠

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自転車で越えるスイスの峠 (6)オーバーアルプ峠
Oberalppass : 2046m

 
 
Pass6oberalp_1
 
 
9月23日(土) はれ
アンデルマット~ディセンティス/ミュステル
Andermatt - Desentis/Muster

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アンデルマットから登り始めてすぐ。つづら折りの道を登って、峠は右の奥だ。

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黄色い線の右側が自転車走行レーン。こんな峠道にも自転車レーンがあるのはさすがヨーロッパ。といいたいところだったが、すぐになくなってしまった。

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「MARKUS ZBERG」(マーカス・ツベルク)のペイント発見!ツベルクはスイス人の自転車ロードレーサー。ツール・ド・スイス第6ステージの時のものか?それにしてはきれいに残っているが。

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登ってきた方を見下ろす。道路の向こう側を走っている(架線柱が規則的に立っている)のが氷河急行の線路。
その向こう、谷になっている部分にはアンデルマットからホスペンタールへと続く街道が走っている。おそらくその向こうの霞んでる山のさらに向こうがフルカ峠だろう。今年のツール・ド・スイス第6ステージでは、フルカを越えてきた選手たちがこの谷あいを通ってきて、そしてこのオーバーアルプを越えていったのだな。

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峠から流れてくる川と氷河急行の線路。このあたりに来るとつづら折りも終わって、東へと緩やかにカーブを描きながら進んでいく。川の水はきれいなグリーン。他と違って白く濁っていない。氷河急行の線路はこの峠道とほぼ平行して走っている。

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ラックレールを噛みながら電車が登ってきた。これは普通列車。

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アンデルマット駅からこの電車に乗ることも考えたけれど、あの時点で出発まで1時間待ちだったから乗らなかった。でもここで追い越されちゃった。

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もう少し上まで行くとほぼ峠の一番上で、そこには湖があって、湖畔を線路が走っている。氷河急行が峠の方からやってきた。フェンスも何もないので近寄り放題。とはいえ、危ないし迷惑になるのでほどほどにしましょう。なお、この辺はほとんど平地なのでラックレールは敷かれていない。

オーバーアルプでは列車がちょうどラックレールを噛み始める場面にも遭遇できた。列車は手前で減速。ゆっくりと進み、ガリガリガリッと大きな音を立てながら噛んでいったのだった。(一度噛んでしまえばそのあとは音はしない。)

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登っちゃいました、オーバーアルプ。しかしこの牛はなんだ?なぜかソリの上に乗っているのです。

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登ってきた方角を振り返るとこんな感じ。レストラン、お土産屋さん、少し離れた所には氷河急行の駅などがあるが、どこにも寄らず、すぐに下ることにした。

オーバーアルプの東側はつづら折りで一気に標高およそ400mを下り、そこから谷あいをずっと40kmくらい先まで緩やかに下っていっている。

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途中の街、ディセンティス/ミュステル。今日はここで泊まろうか。写真は氷河急行の駅。
この街は南のルコマーニョ峠からの道が合流する場所でもある。それにしても変な名前の街だ。地図や駅には「Desentis/Muster」と書いてあるのだが、名前が二つあるということなのだろうか。「福岡/博多」みたいな?違うか。

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引込み線に普通列車が休んでいた。

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街に入ってすぐの所にあった三ツ星ホテル。他に手頃なホテルを一通り探したけど、なくて結局ここに戻ってきた。今晩の宿はここにしよう。

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ホテルの部屋から。すぐ前の道がオーバーアルプから下ってきた道。

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今日はいっぱい走ったな。こうしてディセンティスでの夜は更けていく。
 
 
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コメント

もしかして鉄人?>Mさるくん
日本の鉄道みたいに勾配標はないの?
ちなみに日本国内鉄道の最急勾配はなんと140‰!(14%)
これ、どこだと思う? 鉄道でも分類は広いからねー。

投稿: びわ | 2006年11月 8日 (水) 11:23

勾配標は見ませんでした。気付かなかっただけかもしれませんが。
日本国内では140‰ですか。登山鉄道で考えると箱根…?
ケーブルカーも鉄道に含まれるのでしょうか?
農作業用のモノレールは?さすがにそれは鉄道じゃないですね。
僕は鉄分を多少なりとも含んでますが、あんまり濃くはないのでわかりません。

投稿: Mさる | 2006年11月 9日 (木) 00:43

いいなぁ~。
私は、氷河急行ですよね~。
ラックレール・・・イイ・・。

投稿: onochan | 2006年11月 9日 (木) 00:57

農作業や林業で使うモノレール(別名、超低速ジェットコースター)は鉄道ではないでしょう。
公的なモノじゃないし。
鋼索線(ケーブルカー)も実は鉄道。勾配は400~500‰という、とんでもない数値だからここでは除外。
箱根登山鉄道は麓を出発してすぐに、80‰登りが始まる。
粘着式(車輪とレールの摩擦抵抗だけで走行する方式)では国内最大勾配。
JRでは廃線となった信越本線、横川~軽井沢駅間の上り線66.7‰が最大。これも粘着式。
ちなみに下り線は66.4‰。
この区間で活躍した電気機関車EF63が、あさま等の列車に重連や三重連し運行した。

140‰の答えは、黒部アルペンルートで唯一走る、関電トロリーバス。
トロバスもれっきとした鉄道に分類されるんです。タイヤなのにね。
札幌市内を走る一部の鉄道もタイヤで走るらしい。前に車軸が破損する事故があったよねぇ。

日本でラックレール式(アプト式)といえば、静岡県の大井川鉄道が有名です。

投稿: びわ | 2006年11月 9日 (木) 08:05

>onochan
ラックレールが普通に見られちゃうんですよね、スイスは。
普通の列車(登山鉄道ではなく)もアプト式になってるとは、現地に行くまで知りませんでした。
おもしろいです。

>びわさん
答えは黒部アルペンルートのトロリーバスですか。
あれも鉄道なんですか。ちょっと納得いかないけど(笑)。
一方の札幌のタイヤで走る鉄道(たしか地下鉄)は鉄道として違和感はありませんね。
ちなみにタイヤで走る鉄道は関東だとゆりかもめや西武山口線のレオライナーがあります。
子供の頃、札幌の地下鉄がタイヤで走っているのを“のりもの図鑑”で知り、乗ってみたいと思っていたのを思い出しました。
そういえば、いまだに札幌の地下鉄乗ってないな~。

投稿: Mさる | 2006年11月11日 (土) 00:42

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