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2007年5月26日 (土)

『一瞬の風になれ 1』

 青臭い物語だなって思った。読み始めは。

  『一瞬の風になれ 第一部 ――イチニツイテ――』

 話題の(青春)陸上小説ということで手にした本。だけど、プロスポーツを見慣れた最近の僕には高校の部活という舞台はなんだか甘っちょろく、幼くもあり、いまいちピンとくるものがなかった。
 そんな風に思っていた僕だが、何気ない一節に何だか“ビッ!”ときてしまった。「三年生は~(略)~すごいオトナって感じがして二年の先輩ほど気楽にはしゃべれない。」――あ、なんかわかる。そういうのって、確かにあったな、って。
 そこからはだんだんと懐かしい感覚にとらわれながら読み進んだ。この巻の終盤には競技を通じて主人公たちの物語が静かに盛り上がり始め、イイ感じで終わっている。巧いな、と思いつつも、爽やかな読後感なので嫌味でない。素直に続きを読んでみたい、と思った。本の帯にあるような、身体のどこかがムズ痒くなるような絶賛の宣伝文句を言いたくなるほど、…じゃないけどね。

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