優しいデザイン編:GDP2007
グッドデザインプレゼンテーション2007出品の中で見つけた、人に優しいデザイン。
■白山陶器(株) フリーディッシュ・プレート・ボール COMMO
掬うことに関する不便さを解消した形状。これならスープの最後の一滴も、貼りついたサラダのレタスもスマートに食べられそう。
■(株)ジュース マタニティーセーバー Matta
お腹の中の赤ちゃんを、携帯電話などから発せられる電磁波から守るグッズ。
電磁波は胎児に悪影響を及ぼす可能性があると言われている(※)。けれども、お母さんが電磁波から遠ざかる生活を送るのは難しいのが現状。
※あくまでも可能性であって、今のところ断定はされていない。
そこで、このシートを下着の上からお腹の位置に貼る。このシートは広帯域アンテナとなっていて、携帯電話などからの電磁波を吸収するようになっている。これにより、赤ちゃんに電磁波が届くのを防いでくれるのだ。
開発したのは新潟県にあるジュースという会社。ペースメーカーを装着している人を電磁波から守る「ペースセーバー」という商品を作っている会社だ。
■TOTO(株) 幼児用手すり キッズグリップ シンプルタイプ、キャラクタータイプ
なるほど、子供用という着眼点があったのだね。デザインしすぎてないところが○。
■TOTO(株) 幼児用小便器 U310
大きさ、形、手すりの色といい、かわいい。
■リオン(株) 補聴器 リオネットロコ HB-L1
補聴器である。
僕はかねがね補聴器のデザインに不満だった。補聴器といえば、極力目立たないようにと肌色に塗られているのが一般的だった。僕はそれがとてもイヤだった。視力を補正する眼鏡はデザインが豊富でファッション性も高いのに、聴力を補正する補聴器はなんて地味でカッコ悪いのだろう、と。
数年前、ある展示会でスイスのフォナック社がカラフルな補聴器を展示していたのを見て、おお~これこそ僕の求めていたものだ、と思った。
このリオネットロコをデザインしたデザイナーも同様のことを考えていたようで、色や形が洗練されている。このような補聴器が広く普及して欲しいと、個人的には強く思う。
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