鳥獣人物戯画を観てきた!
鳥獣人物戯画を観てきたぞ。結局、最終日になってしまった。やはり会場は時間が経つにつれ混雑。朝イチで来といてよかったぁ。
有名な鳥獣人物戯画の甲巻をはじめ、乙、丙、丁巻も本物を観ることができた。紙の質感とか、墨の濃淡、筆使いなど、印刷物ではじゅうぶんに伝わらないものが伝わってくるのは実物ならではだ。
今回は鳥獣人物戯画にはいくつもの摸本があることを初めて知ったし、他の日本の絵巻物に影響を与えていることがわかったのもよかった。あの狩野探幽も摸本を描いていて、なるほど先人の技を真似るもしくは参考にするというのは、探幽ほどの人物においても大事なことだったんだな、などと感心してしまった。
そしていろいろな展示物を見ていくと、日本人のもっていたユーモアに気付かされる。そのユーモアというものは現代でも通じるものだ。見ていておもわず顔がほころんでしまう。笑いのセンスがいいんだよね。鳥獣人物戯画は日本のマンガの原点という言われ方もしているけれど、これらの絵巻物を見ているとまさにマンガや絵本を見ているようでとても楽しい。
こういうユーモアのある絵画とかって、他の国にはあるのかな?日本ではこういうものが昔から大切にされてきたんだね。そう思ったらなんだかうれしくなった。
鳥獣戯画がやってきた!―国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌
http://chouju.exh.jp
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