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2008年2月24日 (日)

本田宗一郎とホンダ

 ふと本棚を眺めていたら本田宗一郎に関する本が目に留まった。いつ買ったのかもう憶えてないんだけど、ちゃんと読んだことがなかったので改めて手にとってみることにした。
 本田宗一郎についてはその伝説的な言動をいろんなメディアを通して多く目や耳にしてきたけど、こうして読み返してみるとやっぱりすごくおもしろい。そして、本田宗一郎という人がこの世に生まれ出たことがある種、奇跡的なことだったんじゃないかとさえ思えてきた。技術者として天才的な才能を発揮しながら(もちろんその裏には多くの失敗を重ねた努力があるのだけれど)、経営者としての能力もまたずば抜けて優秀だったからだ(ほんとは優秀という一言では表せないけれど、他に適切な言葉が思い浮かばない)。
 この本田宗一郎や、一緒になって情熱を持ってモノ作りに没頭した人たちによって築かれた企業、それがホンダである。ホンダといえば、レースで磨かれた独創的な技術に目が行きがちだけれど、それだけじゃない。実に人間的な気配りとでも言おうか、そういうものを持った企業でもある。それはやはり、創業者である本田宗一郎の思想の反映に他ならない。
 こうして読み返してみるとやっぱりある思いが強くなる。ホンダってなんて魅力的な会社なんだろうって。
 だけど、本田宗一郎がこの世を去ってから17年になろうとしている今、ホンダはその魅力を持ち続けているだろうか。その答えはイエスだ。でもなんだかその魅力がぼやけてきているように感じられるのもたしかである。その要因としてやはり、ホンダという会社が少し大きくなりすぎた、ということが考えられる。いまや世界中に多くのお客様を抱え、多くの従業員も守らなければならなくなり、そのために優等生になりすぎてしまった。そんな感じがするのだ。もちろん、そうしなければ生き残れない時代なのだけれど。
 今のホンダは好きだけど、やっぱりちょっと物足りない。ホンダという企業は好きだけど、乗りたいクルマがないのはその表れかもしれない。
 本田宗一郎が生きてたら、今のホンダに何て言うだろうか。
 
 
本田宗一郎が残した言葉を、その背景とともに紹介。現在にも通用する数々の金言を通して、本田宗一郎の人となりが浮かんでくる。

上で紹介した文庫本に先んじて刊行されたもの。著者の「あとがき」が書かれている以外は上の文庫本と同じ。(いままでずっと僕の本棚に並んでたんだけど、同じ内容だとは知らなかった(笑)。)

本田宗一郎と彼の周囲にいた人間たちの破天荒ともいえる210個のエピソードを短い文章で紹介。広く知られた有名なエピソードも多いが、気楽に読めておもしろい。

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