DAY1 サービス(5):RJ08
ラリージャパンDAY1は夜を迎えた。僕はサービスパークでフレキシサービス(通常の2台同時ではなく、1台ずつ行われるサービス)を観ることにした。この日は午後になって天候が悪化。夕方から雨が降り出した。リザルトではストバートフォードのフランソワ・デュバルとミュンヒスフォードのヘニング・ソルベルグがいなくなっていた。何があったのだろう。
サービス開始の予定時刻になったのだが、サービスパークにラリーカーは戻ってきていない。ん???何かトラブル?
後々になってわかったことだが、林道SSでデュバルがクラッシュ。これが大きな事故で、コドライバーのピバトが負傷。後続の選手が救出にあたるなどし、そのSSはキャンセルに。たぶんそれが影響してスケジュールが遅延したのだろう。
そんなことは知る由もない僕らスペクテイターは、雨の中じっと待ち続けていた。
ようやくラリーカーが戻ってきた。BPフォードのミッコ・ヒルボネンはDAY1を首位で終えた。
マシュー・ウィルソンのラリーカーを整備するストバートフォードのメカニック。デュバルはリタイヤしてしまったが、マシューは問題なく戻ってきたようだ。
雨であまり写真を撮る気にもなれず。大掛かりな修理作業でもあれば見応え・撮り応えがあるのだが。
リタイヤしたヘニングのラリーカーも戻ってきたが、外見上はなんともなかった。
だいぶ時間が過ぎた頃、トラックに載せられた1台のラリーカーがやってきた。デュバルのフォーカスだ。右側のドアが外れている。
メカニックがラリーカーをトラックから降ろす。ラリーカーの左側でメカニックが持っているのがドア。コドライバーを救出するときに外したのだろうか。
フロントをジャッキアップして運ばれるデュバルのフォーカス。右側には黒いシートがかけられていて、いたましい。
この時点ではどんなクラッシュだったのかわからなかったが、もう直して復活するのは不可能であることはこの状況から読み取れた。
ジジ・ガリの代役として出場したデュバルだったが、DAY1でリタイヤしてしまうとは残念だ。いや、それよりもデュバルとピバトは無事だったのだろうか。それが心配だ。
後に知った情報によれば、このクラッシュで骨折したピバトはすぐに札幌の病院に運ばれて手術を受けたとのこと。命に別条がなくてよかった。また、他の選手達が競技を差し置いてピバトの救出にあたったことを知ってちょっと感動。ラリーって懐が深いんだね。
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