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2009年4月 1日 (水)

インプレッション:EK-2シビック

 いまさら10年以上も前のしかも最廉価グレードのクルマのインプレッションもなかろうと思うのだが…。あまり参考にならないだろうけど、記録の意味も込めてEK-2“ミラクル”シビック(1.3Lモデル)のインプレッションを書いてみよう。

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 ルポ君を車検に出し、代車としてやってきたのがこのミラクルシビック。グレードは1.3L SOHC 16バルブ(非VTEC)エンジンと4速ATを搭載したEL。型式はE-EK2となる。
Img_9141a2s6 ミラクルシビックのデビューは1995年。14年も前だ。ちなみに今回乗ったのは2000年登録の後期モデル。外観上、前期モデルとはフロントバンパーの形状と、リアコンビランプの色が異なる。

Img_9146s6 運転席に乗り込んで最初に感じたのは、視界上方の圧迫感。フロントガラスがかなり寝ているので、ガラス上端が結構おでこに近いところまで来ている。慣れれば問題ないレベルだけれど。
 ダッシュボード、インパネはミラクルシビックの後に登場したオルティアと共通だ。以前、オルティアに乗っていた僕にとっては懐かしい景色だ。

Img_9148a2s6 タコメーターがないのは最廉価グレードゆえの悲しさ。
 デザインはオルティアと基本的に共通。色が若干違う程度だ。ライトON時には文字がアンバー色に光る。元オルティア乗りとしては親しみを感じると共に、馴染みのあるデザインになんだかほっとする。

Img_9153as6_2 シフトは6ポジション。ちなみに上級グレードになると7ポジション電子制御(プロスマテックII)付き4速AT、もしくはCVT(ホンダマルチマチック)となる。

 さて、ドライビングインプレッションへと移ろう。
Img_8610s6 キーをひねり、エンジンをかける。キュルッキュッキュッキュッという、ホンダ車特有の軽快なセルモーター音…ではなく、クククククッという篭った音で始動した。

 走り出して意外だったのが、エンジンの力強さ。1.3Lとは思えない加速を披露してくれる。決して速いというわけではないが、上り坂でももたつくことなく走り、実用上不足ないレベルだ。低速トルクが太い印象だ(カタログによれば4,800rpmで最大トルクを発生)。その代わり、高回転の伸びはあまりよくない。ホンダらしからぬエンジンといえるかも。

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 ドライブフィールは不満点が多かった。
 まずステアリングだが、軽すぎて手応えがない。コーナリング中、タイヤが路面を掴んで踏ん張る感触が伝わってこないのだ。ハンドルをきればクルマは曲がっていくが、感覚が伝わってこない。限界が掴めないので怖いし、楽しくない。
 次にブレーキ。効きが悪く、コントロール性もよくない。ペダルに加える踏力に対して効きがリニアでないので、深く踏み込むとカックンとなりやすい。気を使うブレーキだ。日本車に多いんだけどね。
 最後に乗り心地について。ブルブルとした振動が常にあるのが気になる。エンジンの振動ではなく、路面から伝わる振動だ。ボディ剛性が低いのか、サスペンション取り付け部の剛性が低いのか、ダンパーの減衰力が小さいのか。シートのせいもありそうだ。クッションの反発力が強く、落ち着かない。シートで吸収できるはずの振動を吸収しきれていない感じがするな。

 総合評価としては、う~ん、もう少しがんばりましょうという感じかな。数値に表れない、フィーリング面が評価を低くしてしまっている。気持ちよさや上質感がないんだよね。もっとも、当時の販売価格が100万円前後ということで、それを考えれば仕方がないのかもしれないけれど。
 フィーリング面は日本車の苦手とする部分だね。お客さんに訴求しにくいところだからお金もかけにくいんだろうな。これは現代の日本車においても、課題なのではなかろうか。

 ま、ちょっと厳しいことを書いてしまったけど、憎めないのがシビック。悪いところも含めて、かわいく思えてきちゃった。親しみやすさが根底にあるのかな。
 最後は個人的な嗜好の問題になってしまったけど、シビックがある生活ってのもいいなーなんて思うね。

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