« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

2010年5月31日 (月)

レジモス実戦投入

 MTB ジャパンシリーズ クロスカントリー第3戦 富士見パノラマ大会を見に行ってきた。ヘルメットを新調したいと思ってる僕はつい、選手のヘルメットが気になって…。
 エリートクラスでは、発売されて間もないOGKのレジモスを被ってる選手が結構いたぞ。

Img_1487s6 今大会優勝した武井選手。チームレッドのレジモスを使用。

Img_0268s6 2位の斉藤選手はパールホワイトのレジモスを使用。

Img_03312s6 3位は今年BSアンカーに加入した平野選手。フローピンクホワイトのレジモスを使用。

Img_0292s6 門田選手はマットブラックガンメタのレジモスを使用。

Img_0308s6 江下選手はフローシルバーホワイトのレジモスを使用。

Img_0313s6 山口選手はチームブルーのレジモスを使用。

 個人的にはデザインがイマイチ好きじゃないと思っていたレジモスだけど、こうして実際に使われているのを見るとそんなに悪くない。やっぱり買うならレジモスかなあ。
 でも!カラーリングが気に入らないんだよな。もっとスッキリ、パキッとした柄なしの有彩色はないのかね、OGKさんっ!
 
 
レジモス|OGK KABUTO
http://www.ogkhelmet.com/bicycle/products/redimos/index.html

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年5月19日 (水)

TOJ南信州ステージをネットで観戦

 16日から始まった自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」。今日は長野県飯田で南信州ステージが行われた。
 今日はネット上でライブストリーミング放送があったので見てたんだけど、かなりおもしろかった。逃げが決まって、追走が追いついて、終盤その中から福島晋一がアタック。そしてそのまま逃げてゴールか、追走が追いつくかっていう展開に。ゴール前のストレートで福島がつかまり、集団スプリントを取ったのは鈴木真理!!
 こんなおもしろいレースが見れるとは。ライブストリーミングをやってくれた南信州の企業の皆さんに感謝。

 TOJは休養日をはさんで明後日は富士山でのヒルクライム。翌土曜日には修善寺サイクルスポーツセンターでのレース。この2日間で総合優勝争いがほぼ決まる。そして日曜日は東京ステージ。この3日間のレースは現地で見る予定なので楽しみだ。
 毎年海外勢に総合優勝を持っていかれているTOJだけど、今年こそは日本人が勝って欲しい。
 
 
14th TOUR OF JAPAN
http://www.toj.co.jp/toj14/index.php

| | コメント (0) | トラックバック (0)

御柱祭フィナーレ(後編)

Img_78732s6 諏訪大社下社、秋宮の御柱祭フィナーレ「建て御柱」。この日、境内に4本の御柱が立つことになる。社殿の左奥で1本目の御柱(「秋宮2」の御柱)が立った頃、新たな御柱が境内に曳き入れられてきた。さっきまで参道にあった「秋宮4」の御柱だ。

 
 
Img_7932s6 境内は大変な人出だ。社殿の左奥では「秋宮2」の御柱がほぼ立ち、右奥では「秋宮1」がスタンバイ。そして右からは「秋宮4」が入場。同時進行でやってるから場所によってお客さんがいろんな方を見てる。

 
 
Img_7996s6 御柱キター。観客をかきわけかきわけ、ゆっくり入る。

 
 
Img_8029s6 境内の奥に向かって曳き入れられる御柱。

 
 
 「秋宮4」の御柱が入場してから待つこと1時間(ん~、長い~)。
 
 
Img_81652s6 境内の右奥でようやく「秋宮1」の建て御柱が始まった!予定では「秋宮1」と「秋宮2」の御柱が同時進行で午前中に立つはずだったが、進行はかなり遅れている。おかげて両方を見ることができたのだけどね。

 
 
Img_81992s6 こちらも社殿からの掛け声に合わせて御柱が徐々に上がっていく。独特の高い声で鳴く“木遣り唄”は伝統を感じさせる。しかし「御柱2」ではなかったトランペット(?)による演奏がこの「御柱1」では入るのだが、これはなんだかな~っていう感じ。和の雰囲気に合わない。いつ頃からやってるのかな。戦後だと思うんだけど。

 
 
Img_82202s6「♪ヨイトォ~マ~ケェ」「♪ヨイトォ~マ~ケェ」観客をも巻き込んだコールアンドレスポンスの中、ゆっくりゆっくりと上がっていく。
 そんな折、社殿の反対側では「秋宮3」の建て御柱が始まったようである。境内には社殿をはさんで2つの掛け声が響く。

 
 
Img_82472s6 そぼ降る雨の中、「秋宮1」の御柱が立った。始まってからおよそ1時間。ただ立てるだけならもっと早くできるんだろうけど、時間をかけることに意味がある。
 そしてこの後は御柱の上から垂れ幕を下ろして完了となるのだが、残念ながら時間がなく最後まで見れなかった。

 
 
 6年に一度行われる諏訪大社の御柱祭を今回はたまたま日程が合って見ることができた。御柱といえば、坂を一気に下る「木落とし」が有名だ。僕もそれぐらいしか知らなくて、その後の御柱がどうなるのかとか、何日もかけて祭が行われることとか今回初めて知ることが多かった。地元のケーブルテレビでは1日中この御柱祭を生中継し、夜はそのままそれを再放送してたし、隣で見てたおばちゃんは鳥取から来たって言ってたけど、たしかにそれだけの価値ある祭だと思う。こういう伝統がこの日本という国にあるのがうれしいし、これからずっと続いていって欲しい。
 いつかまた、この御柱祭を見に来たいと思う。6年後になるか12年後になるか、もっと先になるかもしれないけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

御柱祭フィナーレ(前編)

 今年は寅年。6年に一度の諏訪大社御柱祭が行われる年だ。先週はそのフィナーレである「建て御柱」を見てきた。

 日付は平成22年5月10日月曜日。この日は諏訪大社の下社のフィナーレが行われる。(上社の御柱祭は4日にフィナーレを迎えている)。下社にはさらに春宮と秋宮という2つのお社があって、僕は秋宮の方に行くことにした。
Img_7620s6 着いてみるとどうやら進行が予定より遅れているらしく、境内にあるはずの御柱がまだ参道にあった。ちょうどお昼時で、曳航する綱の周りで氏子さんたちがお昼休憩をしている。
 写真中央にちょこっと写っているのが御柱だ。神聖な御柱に見物客が気軽に座ったりしてるけどいいのかな?

Img_7624s6 御柱を曳航する綱の先端は神社の鳥居をくぐった先にあった。御柱まで何十mもある長~い綱だ。

 初めて見る御柱祭。事前にネットで下調べはしたものの、どこで何が行われるのかよくわからないまま境内へ。

Img_7665s6 人が集まっているところで待っていると、前の方で何か始まったみたいだ。人がいっぱいで何にも見えない(笑)。

Img_7697s6
 秘密兵器(全然秘密じゃないけど)を使って上の方から撮影してみたらこんな光景が!左奥で御柱が立ち始めている。

Img_7777s6 社殿から掛け声をかける氏子さんたち。掛け声に合わせて少しずつ御柱が立ち上がっていく。

Img_7807s6 氏子さんたちも楽しそう。6年に一度の晴れ舞台なんだろうな。
 こうやって昔から地域住民同士で親密感を強めたり、年配者を尊敬する文化が育ってきたんだろう、なんてことも思う。

Img_7839s6 御柱は何人もが綱を引っ張って立てるんだな。で、肝心の御柱は木の陰に隠れて見えなくなってしまった。

 そうこうしているうちに境内の別の場所が騒がしくなってきた。そちらに移動してみることにする。
 
 
 つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月14日 (金)

世界に誇れるユキヤの走り

 ジロ・デ・イタリア第5ステージ。

 すごい!やった!新城幸也3位!!!!!

 逃げて、引いて、ちぎって、追走集団を苦しめて、さらにアタック。そして逃げ切った!ゴール前数キロがあんなにドキドキしたことはない。
 最後はピノーに1位を取られてしまったけど、ほんといい走りだった。サイクルロードレーサーとして誇れる走りだった。見ていた僕でさえ3位は悔しいけど、そんな記録に残る結果よりもすばらしいものをユキヤは見せたと思う。日本人だけじゃなく、イタリア人に、世界のロードレースファンに。
 すばらしかった。
 そしてまだ、レースは続く。次は何をやってくれるのか、楽しみは尽きない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

信玄の墓に行ってみた

Img_76182s6 甲府で時間があったので、武田信玄の墓に行ってみることにした。カーナビを頼りに行ってみると、それは住宅地の中にあった。

Img_7607s6 案内板。信玄が死んで3年後に火葬され、この場所に埋葬されたらしい。現在は地元の方々によってきれいな状態に保たれている。

Img_76062s6
 
 
 信玄の墓碑。合掌。

Img_7609s6

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 9日 (日)

山梨県立科学館のMEGASTARを観た

Img_7605s6 山梨県立科学館に行ったからには、「HAYABUSA」だけじゃなくプラネタリウム番組も観なくちゃ。なにしろここの投影システムは1500万個の星が表示できるMEGASTAR-II Aなのである。通常のプラネタリウム表示できる星の数6千~3万だというから、桁違いのクオリティなのだ。


Img_7592s6

これが山梨県立科学館のMEGASTAR-II A「Kaisei」だ!

Img_7595s6 ここではこのMEGASTAR-II Aに加えて、星座や銀河系の映像を映し出す「ステラドームプロ」と「ユニビュー」の全てを連動させた次世代型最新鋭プラネタリウム「プレアデスシステム」を、今年3月に全国で初めて導入したという。

 僕がMEGASTARを観るのは実は今回が初めて。かなり期待が高い状態で上映に臨んだんだけど、どうやらその期待が高すぎちゃったみたい(笑)。星の瞬きまで表現し、たしかに天の川なんかスゲーんだけど、本物の星空にはまだ敵わない、って思ってしまった。もっとも、今回見たのが春の夜空だったので星座が地味だったというのはある。夏、秋、冬の夜空や、南半球の夜空を見てみたかった。大マゼラン雲とかどんなふうに見えるのかねぇ。
 そして45分の投影時間中には宇宙旅行の気分を味わえる映像というのが入るのだが、これはMEGASTARによるものではなくCG映像を投影したもので、たぶんこれがユニビューによる映像なのだろう。これの出来はイマイチだった。システムがイマイチなのではなくて、ソフト(コンテンツ)がイマイチなんだよね。ウソっぽいというかテキトーに作った感じがして、リアリティーが足りないのだ。NHKスペシャルとかでリアルな映像を見ちゃってるのでなおさらそう感じてしまう。
 MEGASTARの星空だけをもっと堪能したかったな。

 まあ、この辺りのことはアンケートにも書いておいたので、今後に期待しよう。なにしろこのシステムを導入してからまだ2ヶ月経ってないのだから。

 
 ちなみに山梨県立科学館は科学のおもしろさを体験できるスペースがあって、そこでは子供達がおおはしゃぎで遊んでた。中には大人が見てもおもしろいものもある。科学好きのお父さん・お母さんにオススメのスポットである。
 
 
 MEGASTARについてはこちらを紹介しておこう。

スーパープラネタリウム「MEGASTAR(メガスター)」シリーズのオフィシャルサイト
http://www.megastar.jp/about/index.php

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年5月 8日 (土)

「HAYABUSA」に感動を抑えきれず

 ドライブがてら、甲府にある山梨県立科学館へ行ってきた。目的は、近ごろ静かに話題になっている「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を観るためだ。

Banner_lsize_2

 この映像作品についての説明は上のバナーをクリックしてしてもらうとして、なぜ甲府まで行ったのかを説明しておかねばなるまい。
 この「HAYABUSA」は現在16ヶ所のプラネタリウムやホールで上映されているのだが、当然のことながら場所によってクオリティが違う。そしてどうやら最も高画質で観られるのが山梨県立科学館、ということらしいのだ。ここは今年3月にリニューアルオープンしたばかり。最新機材が導入されていることからも高画質が想像できる。
 「HAYABUSA」の監督である上坂浩光さんのブログによれば、無圧縮画像を最新のプロジェクターで投影するために「解像度感、色の出方(彩度など)、そして特筆すべきは階調の滑らかさ」がすばらしいとのこと。無圧縮画像ってのがポイントだね。詳しくは上坂さんのブログを読んでほしい。

 で、実際どうだったかというと…

 これがもう、最初から最後まですごいのなんの。
 プラネタリウムの全天スクリーンに広がる星々。地球から飛び立った“はやぶさ”がその宇宙空間を小惑星イトカワ目指して進む。やがてイトカワに辿り着いたはやぶさはイトカワへの着陸を試みる…。
 映し出される映像は全部CGなんだけど、まるで実写のようなクオリティ。他の上映館で見てないからわからないけど、きっとこれ以上のものはない!
 さらに映像のセンス(カメラワークとか)もいい。そして、ストーリーが……泣ける!
 はやぶさプロジェクト関係者が「涙、涙、涙…」というタイトルでWEB上に寄せたメッセージにあるとおり、本当にこれはツボにはまると(笑)ヤバイ。今回、精緻であるはずの映像がときおり揺らいで見えたのは上映システムの不具合ではない。(僕が幾度かハンカチを使用したのはここだけの話である。)

 観ている間、僕は感動を抑えきれなかった。

 中には、単なる探査機(=機械)であるはやぶさを擬人化して語ることに否定的な意見もあるだろう。僕もその意見には同意するところがある。がしかし、この作品はこれでいいと思っている。なぜならこの「HAYABUSA」は多くの人を感動させ、同時に宇宙探査や宇宙そのものへの興味をわき起こさせてくれているのだから。

 山梨までは行かずとも、是非ともみなさんのお近くの上映館で「HAYABUSA」を観ることをオススメしたい。
 
 
 ―――
 
 
Img_7599s6 館内には「HAYABUSA」を観たお客さんが書いたはやぶさへの応援メッセージが貼られていた。

Img_7600s6 「なんだかよくわかんなかったけどがんばってね~」って笑える。いいよ、いいよ!
 「じ、実は!前から好きでした」もステキ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年5月 7日 (金)

最終結論:今回のエンジンオイルはコレ!

Img_4939a3s6_2 エンジンオイル選びの長い旅(「エンジンオイル選びを考える(1)粘度(2)ベースオイル(3)銘柄比較」)の末に辿り着いた、今回のルポ君のエンジンオイル選びの結論はコレ!

 Mobil 1 RP 0W-40

 な~んだ、結局超メジャーブランドじゃんかよー!

 そんな声が聞こえてきそうだな。
 いやぁ~、面白みのない結論だけど、いろいろ悩んでコレになったわけなのよ。

 そりゃぁ、LIQUI-MORI SYNTHOIL LONGTIME PLUSとかMOTUL 8100 X-LITEとか使ってみたいって思ったさ。でも値段見たらすっごい高いんだよね。倍くらい違うんだぜ!
 そうなると当然考えちゃうわけさ。それほどの値段払う効果はあるの?って。どう考えてもないでしょ。せめて、燃費が10%違うとか、エンジンレスポンスが明らかに違うとか、そういうことがはっきりわかってれば気持ちも動くんだけど。
 まあ、ヘタレだね、認めるよ。

Img_50342s6 いやしかし、Mobil 1 RPのコストパフォーマンスはすばらしいよ。これでひととおりの条件を満たしてるんだから。できればRPと同レベルの品質で粘度が0W-30っていうのがあったらもっといいんだけどね。

 で、エンジンオイルを交換してみてのフィーリングについてなんだけど。前回のオイル交換からは2年経過、走行距離は17,000km(ちょっと引っ張りすぎ)で、その間に入っていたのはCastrol SLX 5W-40だった。今回交換して走り出したら、エンジン回転がなんとなくスムーズになった気がした。たぶん気がしただけだ。しばらく走っていたらフィーリングは以前と変わらないように思えてきたから。単に僕が鈍いだけなのかもしれないけど。ま、そんなに劇的に違いがわかるようだったら逆にヤバイでしょ、今まで使ってたオイルが。

 というわけで、インプレッションにもなんにもなってないので読んでくれた人はがっかりかもしれないが、お許しいただきたい(笑)。他のオイルが気になってる人は是非、ご自分のクルマで確かめて欲しい!そしてどうか感想を聞かせて欲しい!
 と、しょうもないことを書いて締めにしたいと思う。

 次回は高級オイル試してみたいなぁ~。
 
 
―――
 
 
エンジンオイル選びを考える(1)粘度
エンジンオイル選びを考える(2)化学合成油
エンジンオイル選びを考える(3)銘柄比較

(追記 2012.3.29.)
エンジンオイル選びを考える 2012

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年5月 6日 (木)

エンジンオイル選びを考える(3)銘柄比較

 これまでエンジンオイルの(1)粘度(2)ベースオイルについて考えてきた。いよいよ銘柄・製品選びだ。
 ここでは勝手ながら僕のルポGTIに入れるためのオイルについて、各製品を比較することにする。具体的には、「VW 503」認証を取得しているかまたはそれに準ずる品質のオイルで、SAE粘度が0W-30ないし0W-40のものだ。(注:現在「VW 503」規格は失効しており、その条件を満たしていても表記していないオイルが存在する。)
 
 
~データを比較~
 
 調べてみるとメジャーなものから、マニアックなものまでいろいろある。それを一覧にしたのがこちらの表だ。(クリックすると大きいサイズが見れます。)

Table3

 データは各銘柄のホームページで調べたもので、空欄になっているところは非公開または不明。特性を比較する上で重要と思われる動粘度粘度指数の欄は色付けして比較しやすいようにした。また、比較のために「参考価格」の欄を設けたが、これはネット上や実店舗などで調べた代表的な販売価格である。したがってメーカーの希望小売価格ではないし、最安値というわけでもないことを断っておく。
 
 そして、この表にある40℃と100℃のときの「動粘度」の値を比較した図がこちら。数値がわかっているもののみを表示した。
 40℃と100℃とでは縦軸のスケールが異なることに注意されたい。

Kvis
 図の中で上方に位置しているMobil 1 RPELF EXCELLIUM F-0はSAE粘度0W-40の製品で、それ以外は0W-30である。
 同じSAE粘度であってもさまざま。ここにあるオイルの中では、ELF EVOLUTION SXRGulf ARROW GT30が他と比べて低粘度であることがわかるだろう。
 
 
~各銘柄について個別に見てみる~
 
○Mobil
 おなじみMobil 1は「NA」(0W-30)と「RP」(0W-40)の2つ。どちらも「化学合成油」という表記だが、ベースオイルがいわゆる100%化学合成(グループIVのオイル使用)なのはRPだけのようだ。NAは「Catalytically processed」(「触媒作用処理された」の意)という表記があり、これはグループIIIのオイルを使用していることを示唆している。(Mobilはそのことをはっきりとは謳っていないが。)
 また、NAはVW認証を取得していないし、API、ACEA規格も異なる。
Mobil Mobil 1 NA
Mobil Mobil 1 RP

○ELF
 ELFは0W-30が3種類、0W-40が2種類あることがわかったのだが、何が違うのか判然としない。粘度データも製品によって公表しているものとしていないものがあり、疑問だらけだ。VW認証を取得しているのは0W-30のFULL-TECHだけのようだが、取扱店がほとんど見当たらない。
ELF EXCELLIUM PRO
ELF EVOLUTION SXR [PDF]
ELF EXCELLIUM FULL-TECH
ELF EXCELLIUM F-0 [PDF]
ELF EXCELLIUM ZERO

○TOTAL/FUCHS
 今回調べた0W-30のオイルの中では、この2銘柄の製品は似通った動粘度を持っている。0W-40のオイルにせまる高い動粘度となっているのが図からもわかる。両者ともVW認証を取得しているが、値段が高い。
TOTAL QUARTZ ENERGY 9000 [PDF]
FUCHS TITAN SUPERSYN

○Gulf
 ARROW GT30は他と比較してかなり大きな粘度指数になっている。また動粘度も低いレベルにあって、数値を見るかぎりにおいては理想的に思える。しかしベースオイルに関する明確な表記が見られないのが気にかかる。商品説明文には「PAOを使用」「エステル系ベース」という表記が含まれてはいるものの、価格が安いことを考えると全合成油なのか疑問も残る。またAPI、ACEA、VWの各種規格・認証の表記がないことも難点。認証にかかるコストを削減して低価格を実現していると考えることもできるが、この情報だけではなんとも判断できない。
Gulf ARROW GT30

○ZOIL
 動粘度はMobil 1 NAと同レベル。粘度指数はNAより大きいことがわかる(NAの値は不明だが40℃と100℃の動粘度の関係からそう判断できる)。API規格はSMであるものの、ACEA規格やVW認証の表記がないのが難点。
ZOIL SYNTHETIC ZOIL

○MOTUL
 日本でもレースシーンでおなじみのブランド。動粘度などは不明。API規格はSMではなくSL。ACEA、VWの各規格・認証は取得している。ただしMobilなどと比べると値段が高い。
MOTUL 8100 X-LITE

○LIQUI-MORI
 ドイツのオイルブランド。0W-30、0W-40ともに動粘度などは不明。API規格の表記はない。2種類の0W-30は、-PLUSの方がより低粘度になっているようだ。ただし-PLUSの値段はかなり高い。VW認証を取得している点は安心できる。ドイツ車にはこの銘柄を入れたいところだが、値段がネックか。
LIQUI-MORI SYNTHOIL LONGTIME PLUS
LIQUI-MORI SYNTHOIL LONGTIME
LIQUI-MORI SYNTHOIL ENERGY

○Castrol
 Mobilと並んでおなじみのCastrol。動粘度などは不明。API、ACEA、VWの各規格・認証から値段に至るまでMobil 1 RPと同等。
Castrol EDGE

○BP
 全合成油であることと、API規格のSMを取得していること以外は不明。
BP vervis SPORT
 
 
 実はこうして比較しようとすると、不明な部分が多くてちゃんと比較できないという事態に陥ることがわかる。ここまで調べてオイル選びをする人なんてそうそういないだろうから、各メーカー・販売会社も多くを公表しないのだろう。しかし銘柄によって値段がかなり違うのに、具体的に何が違うのかはっきりしないのは問題だと思うな。結局のところ断片的な資料や銘柄に対するイメージで選択するしかないのだから。
 なんだかスッキリしないな。けれどもここらで結論を出しておかねばなるまい。ここでは3つの観点から、それぞれに適したオイル選びをすることでひとまず結論としたい。
 
 
~オイル選びの結論~

●低粘度で選ぶなら
 ・Gulf ARROW GT30
 ・ELF EVOLUTION SXR
 動粘度の比較図を見ればこの2製品が突出して低粘度であることがわかる。特にGulfは40℃での動粘度が低い。ただしどちらもVW認証を取得していない。

●安心感で選ぶなら
 ・Mobil Mobil 1 RP
 VW502・505認証を受けていて、APIのSMクラスを取得。動粘度データもわかっている。そしてコストパフォーマンスが高い。大量生産・大量販売ゆえに可能な価格設定なのだろうか。
 
●ちょっと違ったオイルを使ってみたいなら
 ・LIQUI-MORI SYNTHOIL LONGTIME PLUS
 省燃費油の規格であるACEA A5を取得しているだけあって、「超・エネルギー節約型エンジンオイル」を謳う。動粘度データは未公表であるが、おそらく低粘度であろう。VW503/506認証も取得しているので安心。しかし高い!
 
 
 一応、これが結論なのだが、歯切れが悪いな、う~ん。オイル選びのさらなる迷宮に迷い込んでしまったかも…(汗)。
 
 
―――
 
  
[参考]

エンジンオイルの粘度と粘度指数
http://www.geocities.jp/bequemereise/viscosity.html

BP オイルディクショナリー エンジンオイル規格(API)
http://www.bp-oil.co.jp/oil/dic02.html

BP オイルディクショナリー API SM試験要領<SLとSMの性能比較>
http://www.bp-oil.co.jp/oil/dic03sm.html
 
BP オイルディクショナリー エンジンオイル規格(ACEA)
http://www.bp-oil.co.jp/oil/dic04.html
 
  
―――
 
 
エンジンオイル選びを考える(1)粘度
エンジンオイル選びを考える(2)化学合成油

で、結局、ルポ君の新しいオイルに何を選んだかはこちら。

最終結論:今回のエンジンオイルはコレ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 5日 (水)

今日の「大科学実験」はスゴかった!

 一ヶ月前から楽しみにしていたNHK教育「大科学実験」の超巨大テーブルクロス引き。

 使われたのはインプレッサWRC STI!しかもPWRC仕様の本物のラリーカー!!「Rally GB」のステッカーが貼られた33号車。ドライブするのはもちろん新井敏弘だ!!!
 ラリーファンならテンション上がりまくるお膳立て。果たしてどんな結果に?

 「ウホーーーッ!!!」

 思わず叫んじゃった(笑)。きもちいいー&カッコイイー!
 
 まさに、「やってみなくちゃわからない!」だな。


 見逃した人はこちらでどうぞ。
 
「リンゴは動きたくない!?」|大科学実験
http://www.daikagaku.jp/content/vol006/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »