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2010年9月24日 (金)

「走る!語る!まなぶ!」レポート1:クルマの限界を知る

R1022298s6 9月11日にツインリンクもてぎで行われたドライビングスクール「走る!語る!まなぶ!3 with LOVECARS!」のレポートをお届けしよう。
 このドライビングスクールは、自動車ジャーナリストの河口まなぶさんが主催するもので、今回が3回目の開催となる。集まった参加者は「LOVE CARS! -web自動車部-」の部員で、主にツイッター上で情報交換(というか単なるつぶやきなんだけど)をしている人達。でもべつにLOVECARS!の部員でなくても参加できる。
 参加者は普段の公道ではできないような体験を通して、自分のクルマの限界を知る。そして無線でアドバイスを受けながら運転することで、クルマの操り方を学ぶことができる。

 ではでは、その様子をレポート。

 
 
●低μ路でのブレーキコントロールに苦戦

 午前中はASTP(Active Safety Training Park)で低μ路、つまり滑りやすい路面でのクルマの挙動を安全に体験する。水が流されたタイル張り路面のμ(摩擦係数)はおよそ0.3。これは圧雪路とほぼ同じ状態である。
R10222932s6 まずは直線路でのブレーキングだ。40km/hで進入し、フルブレーキング。ABSがガガガッ、ガガガッと作動する。ブレーキペダルをしっかり踏んでるのになかなか止まらない。僕は31mで停止。これでも他の参加者と比べて短い方。まなぶさんからは「ルポの人いいですね~」と無線で褒めてもらったけど、ちょっと進入時の速度が低かったかも。あと、ルポ君は車重が軽いのでブレーキングには有理だよね。見てると40mとか50mとか行っちゃう人もいた。
 次に、同じ路面でABSが作動しないようなブレーキングに挑戦。これが全然できなかったぁー。強く踏んじゃうと簡単にガガガッていっちゃう。するとすかさず講師の方に無線で指摘される。かといって踏む力を緩めるとブレーキが効かない。2回ほどやったけど、50mを超えてしまった。これは他の人の方が断然うまかったな。自分のブレーキコントロールが雑だということを思い知らされたよ。

 
 
●低μ路コーナリングは超アンダーステア!

 隣のレーンに移動し、ここではパイロンスラロームと低μ路でのコーナーリングを体験。
 パイロンスラロームではハンドル操作を確認。きり始めがちょっとでも遅れると、パイロンのまわりを大回りすることになり、次のパイロンへの進入がまた厳しくなる。コンパクトにコーナリングするように早めの操作を心がけた。これは特に問題なし。何周もしたから手のひらが軽く磨り減ったけど(笑)。
 そしていよいよ低μ路でのコーナリング。これはなかなか難しく、しかしとてもおもしろかった。コーナーリング中にアクセルを踏むと、前輪駆動のルポ君は簡単に外側へと膨らんでしまう。アンダーステアだ。こうなるといくらハンドルを内側にきっても曲がってくれない。つい、いっぱいハンドルをきりたくなってしまう。でもそうすると、グリップが回復したときに一気にガクッと内側に切り込んでしまうので危険だと感じた。こういう路面ではアクセルを緩め、場合によっては軽くブレーキングをして体勢が戻るのを待つしかない。
 ま、滑りやすい路面ではスピードを落として走れっちゅうことだな。
 
 
R1022302s6●VIPテラスでお昼

 午前の部を終えて、昼食の時間。場所はスーパースピードウェイ(オーバルコース)のグランドスタンドのさらに上にあるVIPテラス!いや~、こんなとこ普通入れないよね。レース開催時だったらいったいいくらするんだろう?参加者のみんなはここぞとばかりに写真を撮ってたね。僕もその例に漏れず、バシャリ。

 
 
●スピン体験でスピンできず

R1022349s6 午後は南コースへと移動。ここはアスファルトのまっ平な路面に白線でコースが描かれている、初心者向けのサーキットだ。
 まずはここで安全にスピンを体験してみようということが行われた。第1コーナーの内側に置かれたパイロンを目がけてアクセル全開で進入、パイロンを過ぎた所でブレーキングをするとリアが流れてスピンに陥る…ハズである。参加者が順番に出走していく。うまくスピンできる人とできない人がいる。緊張しながら僕の番に。1コーナーを全開で進入…しなければいけないのだが怖くてアクセルが踏めない!2回チャレンジするもスピンまでいかず。ここは先生にお手本をやってもらおう。ということで、講師の橋本さんにルポ君の運転席に座ってもらい、僕は助手席に同乗。スタートしてフル加速。2速全開のまま1コーナーに突入。ヒョ~~~~怖ぇぇぇぇぇえ(心の叫び)。パイロンを過ぎてブレーキ。タイヤが鳴り出す。車体は内に向こうとするがスピンには至らず。「(このクルマは)安定志向なんだなぁ。」と先生。その後のコーナーもかなりのスピードで旋回し、内心ビビリまくりの僕。先生がアドバイスを言ってくれたのだけど全然頭に入らない。唯一理解し、憶えているのは「アクセルを踏み始めるのはコーナーの出口でハンドルを戻し始めてから」ということだけだった(とほほ)。そして、走行を終えた先生が一言。「スピンできなくてごめんなさい。」いえいえそんな、じゅうぶんでございます。ルポに関しては「もっとテールハッピーなクルマなのかと想像してたよ」とのこと。物足りなくてスイマセン(笑)。
R1022340s6 クルマによってスピンできるものとできないものがあるのだという。スピンできないというより、スピンしないようなセッティングにしてあるというべきか。
 今回スピンを体験できなかったのは残念なり。でもルポ君の安全性を知ることができた!
 この後、自分で運転してみた。スピードにも慣れてきて、1コーナーを2速全開で入り、ブレーキングへとつなげることができた。
(写真は参加者に“語る”河口まなぶさん)

 
 
●サーキットでも終始アンダーステアのルポ君

Img_62522s6 いよいよサーキット走行だ。
 まず講師が運転する先導車の後ろについて走る。スピードはなんとかついていける程度。コーナーではアンダーステアが出てコース外へと膨らんでしまった。これはイカン、と反省。
 そして次は1台ずつのフリー走行。先ほどの反省を踏まえつつ、全開っ!!!レッドゾーン手前まで引っ張りシフトアップ(って初めてやったヨ)!先生のアドバイスを思い出しながらコーナリング。おもしれー。
 初めてのサーキット走行だったけど、それほど難しくはなかった。ルポ君との付き合いは6年半になるからね、どんな挙動で走るかはだいたいわかってる。ただ、公道では出せない速度でのコーナリングは初体験だったので最初怖かった。けど慣れれば平気。
 それにしてもルポ君はアンダーステア出まくりだ。

 
 
●初めてルポ君に物足りなさを感じる

Img_62532s6 ルポ君のアンダーステアは今までに公道を走っていてなんとなくわかっていたことだけれども、今回はそれがはっきりとわかった。もっと速くコーナーを駆け抜けたいのに曲がれない。曲がらない。初めてルポ君に物足りなさを感じてしまった。(もっとも、これはタイヤのせいもあると思う。BSプレイズPZ-1じゃやはりグリップが足りないか…。)フリー走行の前に試乗したインプレッサSTIがクイクイ曲がったので余計にそう感じたのだろう。インプSTIでなくても、FRのクルマだったらもっと楽しいのにな、とも思った。
 でもこの曲がらないルポ君の限界性能をいかに使い速く走るか、を追求するところにおもしろさはあるのだろうな。僕はルポ君の限界をまだ操りきれていない。

 
 
●一日を終えて

 貴重な体験をたくさんした。どんなスピードでどんな操作をしたら自分のクルマが危ないことになるのかがわかったし、逆に、意外と高い速度域でもコントロールできるものだということもわかった。だからといって公道で飛ばしてもいいということではない。こういった体験によって、普段から危険に対する心構えができるし、いざというときに慌てたり怖がったりせずに済むということだと思う。
 そして、この日感じたのはなんといってもドライビングの楽しさ。クルマの性能をいっぱいまで使って走ることのおもしろさ。しかしまだ僕はその入口に少し足を踏み入れただけなのかもしれない。クルマの運転というのはまだまだ奥が深そうだ。

 
 
―――
>>> 「走る!語る!まなぶ!」レポート2:最新の自動車技術を体験

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コメント

楽しいイベントでしたよね!
古いBMWのツーリングで参加したものです。
わたしも低μ路は31mでした。
おそらくタイヤが優秀だったんだろうと思います。japanesetea

投稿: Aru | 2010年10月14日 (木) 11:22

Aruさん、BMWのツーリング憶えていますよ。

盛り沢山で実に楽しかったですね。
僕はブレーキコントロールをもっとうまくならねばという感じです。

タイヤの性能って大事ですね。
このイベントで再認識しました。

投稿: Mさる | 2010年10月14日 (木) 23:21

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