テレビ放送の転換点
今日の正午、テレビの地上アナログ放送が終了した。
上の画像は19時台に映っていた画面を撮影したもの。(キャプチャーじゃなくテレビ画面をカメラで撮影。手法がアナログだ(笑)。)左上から右下へNHK総合(1ch)、NHK Eテレ(3ch)、日本テレビ(4ch)、TBS(6ch)、フジテレビ(8ch)、テレビ朝日(10ch)、テレビ東京(12ch)、TOKYO MX(14ch)、テレ玉(38ch)、チバテレ(46ch)だ。
今現在、アナログテレビを点けるとこのような画面とアナウンスそしてBGMが流れる。どのチャンネルに回しても。物心つく前から親しんできたテレビがこんなふうになってしまったことに、淋しさを禁じえないのが正直なところだ。そして今夜24時にはこの表示も終わり、画面は砂嵐になる。
アナログ放送が終了し、デジタル放送へ。
「テレビ新時代」なんていうキャッチコピーもあるとおり、たしかに一つの時代が終わったという感がある。しかしそれは単にアナログからデジタルへという変化でなく、地上波テレビ放送のあり方そのものが一つの転換点に来たことにも重なって見える。
情報メディアとして、またエンターテインメントとして地上波テレビ放送の役割は確実に小さくなってきている。ゆえにその必要性も小さく。そしてそれに並行して番組の質も低くなっている。地上波放送の番組ははっきり言っておもしろくない。全部とはいわないまでも。
いまがテレビ新時代の始まりだとするなら、その新時代とは皮肉を込めて「地上波テレビ放送衰退の時代」と僕は捉える。あと20年後、30年後には、もしかしたら地上波の放送局がもっと減っているかもしれないと思うのである。
その予感は当たるだろうか。20年前だったらそんな予感当たって欲しくないと思ったことだろう。しかしいまは、仕方がないというか、もっとドライな感覚でいる。
果たして、テレビはどんな新時代を築いていくのだろうか。
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