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2017年11月

2017年11月11日 (土)

期待のSKYACTIV-Xを見てきた【東京モーターショー2017レポート】

Img_82782s 僕が東京モーターショー2017で一番見たかったエンジン。それはマツダSKYACTIV-Xだ。
 このエンジンは、SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)と名づけられた燃焼方式を採用。夢のエンジンとも言われるHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition:予混合圧縮着火)ではないものの、世界のどのメーカーよりも先んじてそれに一歩近づいた画期的なエンジンであることは間違いない。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのいいとこどりをしたエンジンであり、SKYACTIV-G(ガソリンエンジン)とSKYACTIV-D(ディーゼルエンジン)を開発・熟成してきたマツダならではの技術と言えるだろう。

 SKYACTIV-Xの仕組みは、こちらの動画がわかりやすい。モーターショーのマツダブースにも流れていた。

 モーターショーのマツダブースでは、説明員さんが質問に答えてくれるとの情報を得ていたので、僕は事前に質問を考えてブースに向かった。素人なので、つまらない質問をしているかもしれないが、そこは目をつぶって読んでいただきたい。

Mさる:この動画のCGを見ると、ピストン上部の形が平らではなく、山型になってますね。このへんがポイントのひとつですか?
説明員さん:そうですね。圧縮比を上げる必要があったので。
Mさる:雑誌で読んだんですけど、空燃比を変えるそうですね。燃料噴射量を変えるんですか? それとも、空気の量?(最適な空燃比を走りながら設定しているということを読んだので。)
説明員さん:パワーサプライという装置で空気を多くエンジンに送ることで、燃料に対して空気が多い状態にします。
Mさる:(可変できることについて聞きたかったのだけど、まいっか。)それ(パワーサプライ)は、スーパーチャージャーとは違うんですか。(これは是非とも聞きたかった。)
説明員さん:機構としてはスーパーチャージャーとほぼ同じなんですが、目的が違います。スーパーチャージャーはトルクを上げるために使いますが、これは燃費をよくするために使います。
Mさる:それはもともとトルクがじゅうぶんに太いエンジンだからでしょうか。
説明員さん:そうです。
Mさる:あと、雑誌で見たのですが、試作車はエンジンがカプセルに包まれているそうですね。すっぽりと覆うものなのでしょうか。高負荷状態でも熱的な問題はないのですか。
説明員さん:はい、すっぽり覆います。熱の問題は全くありません。それよりも、冷間始動時の燃費をよくできるので採用しています。
Mさる:そうなんですね。このエンジンは、今年一番びっくりした技術ですし、発表された時はとても興奮しました。
説明員さん:ありがとうございます。
Mさる:もうすぐ市販されるんですよね。
説明員さん:市販しますよ。(自信たっぷりな感じ。)
Mさる:期待しています。
説明員さん:ありがとうございます。

 いや~、なんだか緊張して聞き損ねたこともあるのだけど、話が聞けて良かった。なお、エンジンカプセルについては、こちらの記事などをご参照いただきたい。
マツダ・SKYACTIV-Xエンジンは、カプセル・エンジンだった!|MotorFanTECH
https://motor-fan.jp/tech/10001304
 高負荷時も熱的問題がないのは、当然冷却水が循環しているわけで、オーバーヒートするわけはないのだが、つい、気になって聞いてしまった。熱効率のいいエンジンということも関係しているのかもしれない。(そこを聞けばよかった。)
 ともかく、SYKACTIV-Xにはとても期待している。説明員さんにもこの気持ちを伝えられたので、それが一番よかったかも。
 マツダの説明員さん、お話していただき、ありがとうございました。

Img_8274s
(写真)マツダブースに展示されていたSKYACTIV-X。やはりカットモデルではなかったのは残念だが、上部にはコモンレールらしきものや、そこからのびる燃料供給ラインが見える。まるでディーゼルエンジンのよう。

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