Mさるにとって初のヨーロッパ訪問。あっちを見てもこっちを見ても欧州車だらけ。日本だったらツウな人しか乗ってないようなクルマがゴロゴロ。スイスとイタリア、そこは欧州車ファン垂涎のパラダイスなのでした。

【その1】スイスのクルマ事情
日常語としてドイツ語を話す人が6割以上いるスイス。そのせいあってか、ドイツ車は多い。なかでもやはりフォルクスワーゲンのシェアがトップだと思う。スイスで多く見かけたクルマのメーカーはだいたい以下の通り。
■フォルクスワーゲン

いろんな年代のゴルフ、ポロ、ジェッタ(ボーラ?、ヴェント?)、パサートあたりが多い。トゥアレグも何台か見た。写真はイタリアナンバーのゴルフ(ゴルフIV)。
■アウディ

A3、A4あたりが多い。写真はA4。
■BMW

3シリーズ、5シリーズが多い。ドイツ系の人が多く運転してる気がした。写真はX5だが、こちらはX3とともに少数派。やはり多いのはセダンとワゴンだ。
■シュコダ

シュコダはチェコにあるVWグループのメーカー。写真はファビア。VW・ポロの姉妹車といったところか。

ファビアはWRCに参戦してるので、日本でも知っている人は多いと思う。でも実際のクルマを見た人は少ないのでは?WRカーと比べるとずいぶんと小さい。全く別物だな。

こちらはオクタビア。セダンタイプもあるが、このワゴンを郊外で多く見かけた。派手さはないが、角張っていて威厳のあるスタイリングはスイスの町並みによく似合う。メーター周りもかっこよくって、今回かなりお気に入りの一台に。
■スバル

日本車の中でトップシェアはたぶんスバルなのでは?そう思わせるくらい、スバルのクルマは多く見られた。都市部や街中で多いのがインプレッサ。

郊外に行くとレガシィやフォレスターが多くなる。スバル人気はWRCの影響なのだろうか。(でも同じくWRCに参戦してるミツビシのランサーはほとんど見なかったな。)
■トヨタ


スバルに次いで多いのはやはりトヨタ。カローラ系(ランクスなどで、セダンは少ない)とヤリス(日本名ヴィッツ)が多い。写真はヤリスVerso(ヴェルソ?)(日本名ファンカーゴ)。日本ではスプリンターの名前が付けられていた丸目のステーションワゴンを何台も見たが、現地ではカローラの名前が付いていた。
■オペル

アストラが多い。コルサ(日本名ヴィータ)も結構見た。
■フォード
WRCの影響かどうか、フォーカスも結構見かけた。値段やサイズが手頃なのかもね。
■ルノー、プジョー、シトロエン
フランス車も決して少なくはない。プジョーなんかは日本でも多いから、僕の印象に残りづらかったのかもね。同じスイスでもフランス語圏に行けばもっと増えるのかもしれない。
【その2】北イタリア(湖水地方とミラノ周辺)のクルマ事情
スイスから国境を越えてイタリアに入ると、見かけるクルマがだいぶ違ってくるのがわかる。とにかく小さいクルマが多い。半分以上が排気量1.6L以下のクルマなのではないだろうか。そういう意味では日本とよく似ている。イタリアで多く見かけたのは地元イタリアの他、フランスやスペインといったラテン系のメーカー。だいたい以下のとおり。
■フィアット


さすがイタリア、日本では考えられないことだが、フィアットだらけ。それもパンダが多いこと多いこと。新型パンダもあるが、かなりの台数の旧型が現役で走っている。

こちらは新型のパンダ。パンダはいろんなバージョンがあるようだった。

プントもかなり多い。こちらは先代のプントだが、新型プントも結構見た。

ムルティプラも多かった。こちらはマイナーチェンジして平凡な顔つきになった後期モデルだが、あのヘンテコな顔の前期モデルの方が多かったかも。

この500(チンクェチェント)が普通に走っていることに驚かされる。それも1台や2台ではない。後継モデルのチンクェチェントやセイチェント(600)も多かった。ちなみにこの写真はスイスで撮ったもの。ピンクの500に乗って去っていったのは女の人だった。なんてステキなんだろう。
■ランチア

これまた日本では考えられないことだが、イプシロンが多いのにはびっくり(日本でのランチアの正規輸入販売は現在行われていないから無理もない)。すっごくおしゃれ。特にリアのふくよかさが美しい(写真がないのが残念)。ミラノの町並みと相まって、とても魅力的。日本じゃこのクルマに似合う人なんていないだろうな、悲しいけど。

旧型イプシロン(Y11)もまだまだ結構走ってる。
■デウ

スイス・イタリアではデウ(大宇)、キア(起亜)、ヒュンダイ(現代)といった韓国車も比較的多く見かけた。イタリアに入って特に多かったのが、このデウのマティスだ。東京モーターショーでも展示されてたことがあったけど、日本じゃほとんど見たことがないね。韓国車はアメリカでも多かったが、やはり安さが魅力なのかな。
■セアト


セアトはスペインにあるVWグループのメーカー。写真のイビーサ(イビツァ?)やレオンが結構走ってた。
■シトロエン

クサラ、C3、C4などは多い(やっぱC4はクーペ(3ドア)もサルーン(5ドア)もカッコイイ!!ほしい!)。写真はクサラ・ピカソ。
■ルノー
クリオ(日本名ルーテシア)やメガーヌ、カングーは結構見かけた。
■アウトビアンキ
今はなきアウトビアンキもまだまだ現役。日本では見なくなったなあ。
■なぞの三輪車

イタリア湖水地方でよく見かけた三輪トラック。古そうなんだけど農作業なんかには現役で活躍しているみたい。イタリア版ミゼットといったところか。こっちが元祖なのかな?
【その3】スイス・北イタリアの日本車
欧州車が多いといっても、日本のクルマもがんばってる。日本でもおなじみのものや、日本では売ってないクルマも紹介しよう。

マツダ・MX-5(日本名ロードスター)。初代、2代目、3代目全て見ることができた。MX-5に限らず、オープンカーで走る人は日本に比べて多い。しかも乗っているのは熟年夫婦といったところで、羨ましい限りである。

マツダ・5(日本名プレマシー)。

マツダ・2(日本名デミオ)。マツダ車もスバル同様、結構多い。欧州で人気がありそうなクルマだもんね。でもRX-8は1台しか見なかったなあ。ヨーロッパ人には意外と受けが悪いのか?たまたま見なかっただけなんだろうか。

ダイハツ・テリオス。このクルマが欧州で売られているとは。結構見た。

こちらは新型テリオス。日本名ビーゴ。

富士山の写真が…。

ダイハツ・YRV。これも欧州で売られていたとは。
もう一つ意外だったのは、ダイハツ・ミラが走っていたこと。いや~、びっくりしたね。軽自動車が走っているとは。ただエンジンの排気量はいくつなんだろうね。

トヨタ・RAV4。結構見たけど、どれもこの初代型だった。

おなじみ、トヨタ・ヤリス(日本名ヴィッツ)。イタリアに多い。新型も結構走ってた。

トヨタ・アイゴ。日本では売られていない。プジョー・107、シトロエン・C1とはプラットフォームを同じくする姉妹車。トヨタで最も小さいクルマ。イタリアで何台か見た。

手前の年代モノのジャガーも気になるが、ここでは後ろの赤いクルマに注目。コロナのようだが…

バッジを見るとカリーナεとあった。

トヨタ・カローラヴェルソ(日本名カローラスパシオ)。

日本のスパシオとはリアやサイドのデザインが少し違うようだ。

トヨタ・セリカ。この型は日本でもほとんど見なくなったねぇ。
ちなみにトヨタ・プリウスはスイス・イタリア通して2台位しか見なかった。欧州はディーゼルエンジンがあるからハイブリッドは必要ないのかなあ。

ホンダ・アコード。意外と少ない。

ホンダ・シビックのセダン(日本名シビックフェリオ)。シビックは結構走っている。3ドアのスポーツシビック、ミラクルシビックが多かったかな。最新の8代目シビックも1台だけ見かけた。日本では売ってない3ドアのやつ。先鋭的なデザインがすげーかっこよかったぞ!

ドマーニも欧州で売られてた!という驚愕の事実…

かと思いきや、後ろに回って名前を見たらこれもシビック。リアビューはちょっと違うけどやっぱりこれはドマーニだ。

ホンダ・ジャズ(日本名フィット)。イタリアでは結構走っていた。

ホンダ・CR-Vは初代、2代目とも見られた。

おお懐かしの、そして我が麗しのコンチェルト。ミラノで出会えるとは。これはハッチバックモデルだね。日本仕様とはナンバープレートの位置が異なっている。

ホンダのディーラー。ジャズ、FR-V(日本名エディックス)などが置いてあるが、その向こうにはシュコダとVWが。スイス・イタリアのカーディーラーはメーカー専売という形式が緩いようだ。

ニッサン・パトロール(日本名サファリ)。余談であるが、写真のようにキャンピングカーを引くための連結器を付けてる車はとても多い。普通のセダンに付いているのをよく見かけた。

こんな感じでキャンピングカーを引く。いいねえ。ヨーロッパ人の、遊び方をよく知っている感じが伝わってくる。ちなみに左のクルマもニッサン・パトロール。

こりゃびっくり。スイスで発見、ニッサン・ローレルのタクシーだ。しかも古い。

ニッサン・マイクラ(日本名マーチ)はイタリアに多い。現行モデルも合わせて、数的にはホンダのジャズといい勝負。ニッサン車は他にエクストレイルが走っていたくらい。全体的にはあまり多くなかった。

ニッサン・ノート。バンパー中央にリアフォグランプが埋め込まれているのが日本仕様との違いか。
アウディを挟んで一番左はスズキ・ワゴンRプラス(日本名ワゴンRワイド)。新型のワゴンRプラス(日本名同じ)も見かけた。

スズキ・ヴィタラ(日本名エスクード)。

ヴィタラはスイスでもイタリアでも見かけた。

グランドヴィタラ。こちらは現行モデルだね。
スズキは他にイグニス(日本名スイフト(先代))、スイフト、デビュー間もないSX-4も。イグニスとスイフトはイタリアに多い。アルトも走ってたぞ。そして、イグニスにスバルのエンブレムが付いた「G3Xジャスティ」なるクルマもイタリアで結構見かけた。

こりゃまた懐かしの、スバル・ジャスティじゃありませんか。ヨーロッパの人は古いクルマを長く乗ってるんだねえ。

峠を下ってくるスバル・インプレッサ。インプはホント、多い。

というわけで、もう1台。WRXですな。おじさんが乗ってました。

ミツビシ・スペーススター。日本のシャリオグランディスかなあ。何台か見かけた。

こちらはミツビシ・シャリオ。現地名は確認できなかった。

今回の掘り出し物!?ミツビシ・コルトCZTだって!ちょっとちょっと、スゲーかっこいいんですけど。ウィンカー三角だしッ。

ねっ、かっこいいでしょ。ヨーロッパの人、ずるい~。
といったところで、前編終わり。後編は日本ではなかなか見られない欧州車を紹介する予定。
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